死の間際に後悔しないために今できる事をやろう
突然ですが、日本人の「平均寿命」が過去最高を更新しています。
厚生労働省が公開した「平成29年簡易生命表」によれば、
男性は「81.09歳」、女性は「87.26歳」となりました。
僕は既に人生の折り返し地点を過ぎていますが、ずいぶん若い時から自分の人生に対する強い目標というか思い入れを持っています。
それは、自分自身が、死ぬ間際『何の後悔も無い良い人生だった。』と思える事。
今思えば随分贅沢な希望だったのかもしれません。
誰でも人生後半にさしかかれば残りの人生を悔いなく生きようと思うのは自然な考えではないでしょうか。
今に限らず、あと何年生きられるかなんて誰にもわかりません。
いつ事故に会ったり、災害に見舞われたりするかも全く想像できない世の中です。
だからこそこれまでの生き方は後悔の連続だったかもしれませんが、残りの生き方だけは後悔の無い人生を送りたいものですよね。
『死ぬときに後悔する事25』を読んで見た
そんな中で興味深い本に出合ったのでご紹介したいと思います。
1000人以上の死を見届けてきた緩和医療医・大津秀一医師は、死が近づいたとき、
多くの人が後悔の念を持つと言います。
余命、数週間。不自由な体、満足に歩くこともできない。
日中も寝ている時間が多くなり、頭もうまくはたらかない 。
そんな人生の最終章の人に向かって、こう問いかける。
いま、後悔していることは、何ですか?
「死ぬときに後悔すること25」の著者は、終末期における緩
和医療に携わる医師。現場で見聞した「余命いくばくもない
状態で、後悔すること」をまとめた1冊です。
大津先生は著書の中でこうも仰っています。
『私が見届けてきた患者さんたちは、大なり小なり何らかの「やり残したこと」を抱えていた。だから皆程度の差こそあれ、後悔はしていた。 けれども、その後悔の程度には大きな違いがあった。
単純な話だが、明日死ぬかもしれないと思って生きてきた人間は、後悔が少ない。
明日死ぬかもしれないと思う人間は、限られた生の時間を精一杯生きようとする人間であり、1日1日に最善を尽くそうとする人間である。 一期一会を思う人間である。』
この本は更に、何百例も症例が集まると 人間の後悔の種類はある程度限られていて、
だったらそれを前もって紹介しやり残したことを作らないために元気なうちからやっておこうという目的で出版されたそうです。
著書は「25の後悔した事」が記されていますが、
その中で僕が共感出来る5つの項目をランキング形式でまとめてみました。
「健康を大切にする」とは、広告を信じてサプリメントや健康食品を摂ることではなく、定期的に検査をし、医師のアドバイスに従うことだという。
もっと具体的に言うと、四十超えたら、毎年人間ドックで検査をしてもらえとのこと。
「先生、もう少し早く検査をしておけばよかった…」
終末医療の現場にて、このセリフをよく聞くそうです。もちろん、検査をしておけば100%発見できるとは限らないが、検査をしておけば発見できた可能性もあるわけです。
それゆえ、検査しなかったことを後悔する人が後を絶たないという。
これは人生を仕事中心に生きていた方に多いらしく、病気で仕事を奪われた時、
大きな挫折感を味わうそうです。
ただ、これは両極端で、元から趣味がある方は、終末期においてもその趣味のおかげで
充実した日々を過ごしているんだとか。
仕事ばかりにとらわれた生活は、死ぬ間際に後悔と挫折をいっぺんに味わい、
結果何のための人生だったのかわからなくなるのではないかと、唯々共感させられました。
多くの方がする後悔は、「夢を叶える為に尽力を尽くせなかった」という事に後悔をする方が多いようです。
著書の中では、ピアニストを夢見た女性は、病床の床でもそれを最後まで諦めず、遂に
大津さんの病棟の患者さんを前に、最初で最後の小さな演奏会を開いたそうです。
まさに映画の中の感動シーンのような実話です。
その姿に大津さんは大変感動し、その最後はとても安らかなものであったといいます。
この話を読んだとき、僕も自分の夢を叶えるために決して「諦めない」という事を改めて学びました。
病であれ、老いであれ、死期が迫ると、味覚が変わることが多いそうです。
さらに、食欲そのものが落ちてくる。食べようとしても、「その気にならない」ように
なり、たとえ無理に口にしても、「砂をかむような気分」になるといいます。
こんな状態になって、食べられなかったことや、もっと食べておけばよかったと後悔する人が多いそうです。
僕は、以前に介護施設で調理の仕事に携わった時期がありました。
その時に上司から最初に教えらえた言葉が
『これが患者さんにとって最後の食事かもしれません。だから全身全霊をかけて
調理して下さい。』
と言われたのを思い出し背筋がピンとなったことを思い出しました。
昔の人に多いのですが、自分の奥さんに感謝の言葉がなかなか言えず
「悪いけど、先生から伝えてくれないか」と言伝(ことづて)にしたそうです。
結局この方は、直接奥様に感謝の意を伝えずにお亡くなりになりました。
世代的に、この手の方々は直接言うのがこっぱずかしいという気質で、その事は
奥さんも重々承知していたそうですが、奥さんは「やっぱり直接言って欲しかったね」と残念がったそうです。
世代は違えど、しみじみ共感しました。 僕も似たような気質かもしれません。
だから、こうした「ありがとう」という言葉は命があるうちに、チャンスを見つけて積極的に使っていかなければいけないと思う。
「ありがとう」が言い足りなかった人生は、後悔しても取り返しがつきません。
ありがとうは最強の言葉です。
言われた人も、言う人も幸せにする魔法の言葉ではないでしょうか。
これら以外にも本書には他にも様々な後悔が出てきます。
例えば
・「自分の生きた証を残さなかったこと」
・「遺産をどうするか決めなかったこと」
・「行きたい場所に旅行しなかったこと」
・「自分の葬儀を考えなかったこと」
・「人に優しくしなかったこと」
・「結婚をしなかったこと」 ・・・・
など
いつ自分が同じ立場になってもおかしくない後悔の事例が書き綴られています。
PS.
失礼かもしれませんが、他人様の死にざまから、己の生きざまを学ぶ、
格好の事例集として読んでみる価値のある1冊です。
こうした後悔を一つでも少なくしていくために、「自分らしい働き方」や
「人との関わり方」は生きていく上で本当に大切ですよね。
あなたも健康である今、“後悔しないための生き方”を真剣に考える事
を是非お勧めします。
お互いなるべく悔いのない人生を送りましょう。
さらに
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