もう一度 本当の夢を追いかけよう。
20代の終わりの頃、修行と称して本格的に飲食業界に飛び込んだ。
僕には、『いつか自分のお店を持ちたい。』という夢があったからです。
長年勤めていると雇われ店長でも意識さえ持ち続ければ、実際にお店を経営しているイメージや経験は十分に身につくと思いました。
しかし、現実には経営者と雇われ店長とでは、資金繰りなどのプレッシャーは比べ物にならない事も十分理解しています。
又、成功した経営者でなければ、時間的な自由や金銭面での豊かさは一生手に入れる事が出来ないと思いました。
所詮、『いつか〜になりたい。』ぐらいの気持ちでは、一生成功しないのか。
とも改めて思い知らされました。
この業界に入った当時は、毎年右肩上がりで好調な売り上げが数年続いて一日中お客さんが途切れずに来店されていました。
当初は、僕の体も忙しさで悲鳴を上げるぐらいの勢いがありましたが、時代の流れとともに客足が、少しずつ減っていき経営不振に追い込まれたり、ついには撤退せざるを得なくなった店舗が段々増えていきました。
最終的には身売りという形でで親会社が何度も変わったりして、所詮雇われの身の僕たちは、捨て子のようにたらい回しにされ、気がつけば毎月の給料も最初の頃に比べてほぼ半分ぐらいにまで落ち込んでいました。
そんな波乱もあり、、生活のためやむを得ず アルバイトや派遣社員も含めて様々な職種も経験してきました。
気がつけば、履歴書に書く職歴の欄にたくさんの会社名が並ぶようになっていました。
『この会社にいた時期は一体いつからいつまでだったカナ。』
と思い出すにも一苦労です。(笑)
自分ではそれほど転職などを繰り返した記憶がないのにいつのまにか職歴の欄が真っ黒に埋め尽くされ、自分にとって本当にやりたい仕事はなんなのか、だんだんわからなくなってきていました。
そんな時に出会ったのが、このインターネットビジネスでした。
当初は副業やアルバイトを探すために、パソコンを触っていたのですが、自分と同じような境遇の人達が思ったよりたくさんいて、更に自分の知らなかったアフィリエイトという世界で大成功を収めている若い人たちがこんなにもたくさんいる事にびっくりしました。
その当時はまだ普通に仕事をしていたので、毎日の生活や先行きの不安を抱えながら、漠然と今の生活を一新して家族や両親を幸せにしたい。 ぐらいにしか思っていませんでした。
諦めなければ必ず結果はついてくる。
ある日、車で移動中ルームミラーを覗き込んだ瞬間 背筋がぞっとしました。
鏡に映りこんだものは
まぎれもなく、『死んだ魚のような眼をした 全く覇気のない自分の顔』でした。
そこには疲れ切った表情で今にも踏切にでも飛び込みそうな青白い顔をした自分が映し出されたのです。
数年前に自分の夢を掲げたものの怖気づき惰性のような生き方をここまでしてきた自分の目は、今こんなにも腐りはて、よどんでいるのかという事に衝撃すら覚えました。
この時、大切な家族や両親との時間を犠牲にして、必死に働いたところで給料なんて1ヶ月をなんとか食い繋げる程度しか貰えないのに、会社に鎖でつながれ続け、ボロボロになっても働かされる人生なんて心の底からバカらしく思いました。
この世界の殆どの人は今の暮らしに満足出来ていません。
それでも僕ら日本人は耐え忍ぶ事を美徳とする国民性ですから、体や心が崩壊するまで必死になって働き続けるわけです。
いえ、もはや体や心が崩壊しても働かされるんです。
僕はその日から残りの人生について真剣に考え始め、この世界で成功するために本気で行動を起こす事を決意しました。
あなたの時間は限られている。
だから他人の人生を生きたりして
無駄に過ごしてはいけない。
ドグマ(教義、常識、既存の理論)にとらわれるな。
それは他人の考えた結果で生きていることなのだから。
他人の意見が雑音のようにあなたの内面の声を
かき消したりすることのないようにしなさい。
そして最も重要なのは、
自分の心と直感を信じる勇気を持ちなさい。
それはどういうわけか
あなたが本当になりたいものを
すでによく知っているのだから。
それ以外のことは、
全部二の次の意味しかない。
スティーブ・ジョブズ(1955年〜2011年)
米国の実業家、アップル社の創業者。
『決して諦めることなく、この人生をもう一度 変えるぞ。』
藤原 晴馬